ここから、話は後半です
退院後に話をもどします
まず、退院して2年後、78歳の時「脳内出血」で入院します。これは大動脈乖離、や中性脂肪と発症の因果関係が明確でないのでここでの説明は割愛します
そして退院して5年後父80歳の時、「大腸がん」が発覚します。がん事態は同じく因果関係は明確ではないのですが
大動脈乖離であるがゆえのデメリットが発覚しましたので書いておきます
父の大きい病気の入退院にはこのころは私Nが同行しておりましたので、医師からの告知や細かい解説もうろ覚えではなく、ノートにはっきりと書きとめていておりました
まず大腸がんが発覚した消化器系の病院で手術の日程まで決定していたのですが、直前で執刀医から「ここでは手術ができないことになりました」といきなり言われたのです
理由は
手術の計画などを最終的にかけてする最終の検討会的な会議において、「こんなにおおきな大動脈乖離があるのにここではむずかしいだろう、、」と上のクラスの外科部長判断だとおもいますが手術は不可能という判断がなされてしまったのです
つまり、大腸がん手術中に何か心臓や動脈の異変がおきても専門医がいない病院では対処できないからということです
たしかにごもっともといいたいところですが
日がたっていくにつれて、進行がんは転移したり、転移がほかの臓器に進んでしまいます
他の臓器に転移したら根治は難しい
1日でもはやく切り取りたいわけです
ましてや、検査からはじまり、カテーテル検査を泊まりでやってきて、ここまでだって、結構じかんは経過してしまってる
父が「便秘だ」といいだしたのだって大分前のことだし、私Nも父も「そんな、いまさら、、大動脈乖離があることは初めにお伝えしてありましたよね?」と言ってしまいました
医師は「すみません、、、」と、納得できないはなしではありましたが、私Nも気持ちをきりかえて
「急ぐわけですから、一番はやくに手術してくれるように取り計らっていただけませんか?」
というとその病院は都内の大学病院の付属関係にあるらしく「ここからはとおいですが都心にある病院の私がもともといたチームに話をして移管すれば来月末ぐらいには手術できるかもしれません、、遠くてもかまいませんか?」というので
「かまいません、おそらくながく父も便秘だと放置していたので、進んでるとやっかいですから最短で便宜をはかっていただけるように、よろしくお願いいたします」
と伝えなんとか翌月に手術にこぎつけたのですが、
大動脈乖離があることにより、手術は大学病院クラスの「心臓、動脈」の専門医がいる病院でしか執刀してもらえないということがわかりました
これは今後倒れて救急車に乗るときもまず先に伝えなければならないことになります
なかなかに気を使わなくてはならないのが大動脈乖離という疾患なのです
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