前の⑨話の「兆候」が大動脈乖離の動脈の広がりとの因果関係に気づかないまま、年に一度のCT撮影をしてきた父がこう話した
「大動脈がかなり太くなっているようなので、急いで手術が必要かもしれないので紹介状をかきます」と主治医に言われたとのこと
「なんでもないんじゃなかったの?なんでまた急にそんなこといわれたの?」と私Nもすかさず疑問に思い聞いた
父も痛みなど自覚症状は本人的にはないとのこと
この時は私たち家族は
「5.5センチの法則」や「兆候」の理由、因果関係も両方しらなかった
病気がどのようなものかだけは勉強していたが、「こうなったらこうなる」という手術までの法則はさすがにしらなかった
このことは今でもくやまれてしかたがない
父は75歳のときに救急搬送された病院に紹介状をもって、あらためて今の大動脈乖離の状況を診てもらった
父も家族もその結果がかなりわるいものだと察して、大変な動揺をした
まず、父の動脈の直径の最大値は69mm、つまり7センチにも達するほどで、「いつ裂けてもおかしくない」状態であった
まえに書いた「ステントグラフト手術」(5.5センチぐらいで行う、動脈が裂けてくるときに裂け切らないように筒状のネットを動脈の補強でかぶせる手術のこと)は5,5センチていどまでのときに主に行うものらしく
今7センチ近くに広がってしまった父の動脈には別の方法の「大動脈置換手術」、つまりいまのどうみゃくに見切りをつけて切除して、人工の動脈をつなぎあわせるという手術をしなくてはならないとのことだった
なんでここまでになるまでに、主治医はなにもいわなかったの?昨年のCTで広がってきてるとか何も言われなかったんでしょ?と聞くと
「うん、」と父は心細そうに返事をした
いまさら言ってどうなる、、、だなとおもい。何とか父を励まそうと
「父さん、他の病院にもセカンドオピニオンでみてもらってから決めたほうがいいんじゃない?親戚のHおじさんがステントグラフト手術したあの病院とかさ、、」
私Nもこの6年まえに長年の仕事を早期退職して同居していたため
「全面的に俺が父さんに協力するから、いろいろあたってみようよ」というと
父は
75歳のときのこの救急搬送されたこの心臓、動脈の「日本一の病院」のブランドを心酔していて
「でもこの病院は一番名医がそろってるといわれているんだ、、、前のT先生もうちでは80歳以上の人の手術も多く手掛けている、、といってたしね、、」と
あまり他の病院への興味を否定する発言をしていたのだ、、
私Nは、84歳で大動脈置換手術は負担がおおきすぎるんではないのか?といろいろネットなどで
何日も調べ始めた
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