有名女優さんが引き抜き、移籍になれば前の話の主題歌権いがいに、CMに付随する音楽CMタイアップ曲の権利もなくなる
有名女優を育てる意味は「CM」、「ドラマ主題歌」とドラマの出演料なんか微々たるものと言うほど、付随する周辺権利が多いのです
「CM」が決まれば当然「契約料」を頂きますが、それ以外に「撮影料(CMの契約料とはべつに撮影するたびにもらう)」、「CMのタイアップ曲の許諾料」などいろいろ収益になることがあるのです
CMのバックで流れる曲について3種類あります
①コマーシャルソング、(コマソン)これは、職人として一仕事いくらで請け負ってつくるもの
権利は「買取」になり印税は発生しません、、、このCMにこんなかんじの、、と制作サイドからのオファーを受けてつくるもの
②タイアップ曲、、、、出演女優の歌、またはその関係プロダクションの楽曲をイメージ曲としてタイアップするもの、、、基本的に新曲を用いて「委嘱楽曲」届をジャスラックに提出することで、使用料は発生しないのだが「原盤権(音楽制作レコーディング費用)」などの関係で「使用許諾料」として対価が支払われるケースも多い,,金額はどの位の期間と何本ながれるものかなどで原盤権をもつ原盤製作者側の「言い値」となることが多い
③既存楽曲のCM使用
いわゆる「もともと発売にすでになっている曲」をあえて、イメージにあわせて㎝曲として起用する場合の話、、よく錆にでる印象的な歌詞、たとえば「あったかい」にちなんで「羽毛布団、や「ほっとカーペット」のCMに使うとかそういうケース、、
この場合はCM一回流れるにつき使用料が発生する!単価×CM放送回数=使用料となる
私Nの経験で、暖房器具のCMに既存曲をつかい、、暖房器具メーカーが曲の使用料で2500万支払ったケースもあり、、
よほど経済力のあるメーカー以外、、「既存曲はかんべんして、、コマソンでお願いします」というお願いが代理店からくるのが普通です
ただ出演者側のたっての希望だとわがままをきくケースもあります、いずれにせよ金がかかる
1990年頃バブル期の最後ぐらいは「ビーインググループ」などが積極的に、15秒で4小節のサビを刷り込めるように曲をつくらせCMタイアップからのヒットで成功したりしたが
1995年には「タイアップ」つけても売れない、、、と言われる時代に突入し、レコードメーカーも「かつてのヒットの方程式」を完全にみうしないました
携帯電話の普及とCDの売り上げ減少が反比例し、、、「もう、、CD売れない」という時代になり1998年からの「着メロから着うた」「CDからフルダウンロード」になり、街からはCDショップが姿を消して
レコード会社もリストラ、倒産、合併や買収で名前がコロコロ変わる時代になり、かつて7000億市場のレコード業界は3000億以下へと業界の不況産業の先端を走る業種になってしまいました
「時代は10年で変わる」という言葉が「5年で変わる」にかわりました
今では3年、いや来年のこともわからないでしょう、、
そんな時代に引き抜き、移籍いがいに今は「独立」も主流です
かつての「大手プロダクションの帝国時代」がいよいよ終焉をむかえていますが
私Nの世代からすると「遅すぎるよ、、、」というのが本音です
政治家、芸能プロダクションは長老封建国家が長すぎました。優秀な方も出すぎてつぶされてきました
いまがもう10年早かったら、、、、と残念でたまりませんね、、、
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