わたくしNも零細会社の役員でしたから、、もちろん自分で育てたタレントや、企業からいただく事業もありました
同じ世界にずっといすわることもキャリア的にでましたし、
20年間ずっとなじんで、勝手知ったるいけすの中なら、もう10年ぐらい泳いでいれたし、いやすいのはわかっていました。
でも役員である以上、「売上」はマストで建てなければいけない
大会社のテレビ局の制作部のサラリーマンは金を使うだけで、番組あてなくても部署異動ぐらいですむ
しかし、代表と私だけが売り上げを創るような零細会社では、、、なにはなくても「お金」を他社さん、お客さんから流してもらうようにしなければならない立場で仕事をしていました
ありがたいことにたくさん仕事をいただけていましたが、、、
自分の本当にやりたい「創作」や「研究」、「開発」をする時間はまったくつくれないのです
24h、365日、お客さんからの電話がなれば何時でも飲んでる席までタクシーをとばし、朝までお付き合いをして帰るという生活では
「自分の事」
など皆無です 「滅私」の生活です
40を過ぎたころから「これを死ぬまで、、病魔が体につくまで、、、やり続ける人生ではたしていいのか?」
と自問自答した結果
私は「すべてを捨てて,身ひとつでこの世界を辞める」
という決断をし、44歳で断行しました
結論、本当によかった
と心からおもっています
あのまま、、がんにでもなったら「無念」でならない、、、化けて出るようです、、ほんとに
死んでも死にきれない
だって
「滅私人生のみ」
ですから、、、
人間は本来自由であり,、尊厳をもつべきです
わたしの人生のスローガン「自由と尊厳は今我にあり」
好きでやっていることも、、長期間「滅私」では
悲しみがこみあげる瞬間が芽生えてしまうのです
人間は本来、自由でわがままであるべきだと私Nはおもいます
イギリスの某アーティストの言葉をかりれば
「彼女は自分が自由であるために、ひとの3倍仕事をしている」
という言葉を言った人がいます
仕事をすればするほど「自由が約束」されるなら、、それはよし
ただし、仕事をすればするほど自由がなくなる
のであるなら
それは私の人生の趣旨と「仕事の意味」がちがうのだと
この言葉をきいてはっきりわかりました
自由をつかむための頑張りは惜しみません
でもやればやるほど不自由に寝る時間すらないなら
それはちがうのです