中性脂肪高値を放置し続けて植物人間になってしまった我が愛する父の話(実話)②75歳、急性大動脈乖離 下行大動脈が40cm裂ける

健康と病気
2015/10/13 12:26

「75歳まで一度も病気をしたことがない」というのが自慢であり、「俺は内臓もどこも悪くない」、「ビールは体を壊さない」

という、根拠なき「わがままな自分理論」で長く生きてきた父に、そのツケを一気に払えと言わんばかりに、大病が突如襲ってきた

病名は「急性大動脈乖離」

先日タレントの笑福亭笑瓶さんがお亡くなりになられたばかり、その病気である。

動脈乖離は動脈が簡単に言うと裂ける病気である。

心臓からでて首でUターンして下腹部までとおる人間に血管の幹的存在が動脈、首まで上に向かう「上行大動脈」、Uターンして下に向かう「下行大動脈」にわけられ、上行がさけた場合は緊急手術になる場合が多いが、病院到着までに亡くなられる方も多いらしい。

「家で靴下を履こうと前かがみになろうとしたら、胸にいままで味わったこともない痛みが来た」

というのが後の父のコメントだ。本当に前触れなく「急性」の名のとうり、突如裂けるのだ。

動脈は内、中、外と3膜で構成されており、父は真ん中の中がなんとUターンしてするところから40センチちかく,下に裂けてしまった

私Nは当時365日休日なく働く状態で多忙を極めていたが、住んでいたところと父の救急搬送された病院が比較的近く、たまたま家にいるタイミングでタクシーで30分でかけつけた。5分前に父もICUに運び込まれた。処置の間は家族も入れない

時間がかかるとのことで、もう一度実家にいる母に、「いったい何がおきたの?ぐわい悪いとこなんてどこもなかったんでしょ?」と再確認の電話をいれた

母も「ものすごく元気だった、胸が痛いなんていったことない!びっくりよ!」と断言した

1時間ほどして兄もかけつけ「おやじは?動脈がどうだって?」

「初めに運ばれた主治医によると大動脈乖離で手術が必要かもといってた」とだけ伝えた

1時間半まつと中にはいれて、父は痛み止めがきいたのかわずかにだが、話もできた。本人もなにがなんだか、、、という感じだ

医師によると、

原因は一概には言えないが、遺伝、高血圧の人がなりやすい

そしてここが大事なポイントの言葉なのだが

※「動脈硬化」していると起きやすくなる

ということだ

「動脈硬化」とは文字どうり動脈が固くなることである

木や竹が古くなり水分がなくなり枯れると縦に裂けやすくなることをイメージするとわかりやすい

つまり父の血管はかなり「硬化」していた

その「動脈硬化」の原因の代表は「中性脂肪の高値」=「高脂血症」なのです。

「中性脂肪を放置し続けること」は動脈硬化を促進し、最終的には大動脈乖離につながる定番のコースだということが分かりました

下行大動脈の中膜ということもあり、手術はいまのとことしない方向でいくこと、しばらくはICUでの生活になることが告げられた

その日以来、大動脈乖離のことや高脂血症のことをいろいろ勉強をしはじめることになる

当時41歳の私Nはも高脂血症の負の遺産を引き継ぐひとりとして(当時私Nの中性脂肪値も400ぐらいはあった)自分にも将来起こりうるからだ

それと今回何とか一命はとりとめたとして、今までのような生活が父はできるのか?

という不安がこみ上げてきてしょうがないからだ。

資格不要で稼ぐなら「クラウドワークス」

自宅で簡単PCR検査【Tケアクリニック】

ネットオフ家電買取プログラム
健康と病気
osukaruをフォローする
管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

osukaruをフォローする
Nstreet2

コメント

タイトルとURLをコピーしました