よく業界用語で「ハマった」「ハマらなかった」とか芸人さんがテレビで言っているのを聞いたことがあるとおもいます
直訳すると、出演した番組で自分が「うまく貢献できたか?出来なかったか?」と言う事です
これは2つの意味があるとおもいます
「視聴率的」か「演出的か」。
地上波はどこまで行っても「視聴率競争」です
番組的には「並びトップ」の視聴率とれたら、「今回は企画てきにはハマった」とします
あとはタレントサイドのジャッジは「演出側」のハマったハマらないがあり
こちらが実は2回目に同じタレントを使うか使わないかは「演出的に必要である」ことがまず重要視されるのです
私Nの経験では2006年ぐらいに育ててた娘を関西の番組に出演させてもらい、、いわゆる「ハマった」パフォーマンスをしたわけです、ちなみに司会は当時ABCから独立してすぐのミヤネ屋の宮根さんでした、まだ深夜とかもやってましたね
そうしたら、収録終了後にプロデューサーさんが、、私Nのところにきて小声で(ほかのマネージャーに聞こえないように耳打ちで)
P「次の収録〇日にあるんですが、スケジュールあいてますか?」とこっそりスケジュール確認してきたのです
私N「大丈夫です、、あいてます」というと
P「ほな、決まりで、今日の感じで是非お願いします」と2回目の出演が決まりました。「ハマった」パフォーマンスをできたからです
1回目の出演を決めるのはマネージャーの仕事ですが、2回目が決まるかはタレントの仕事なのです
「視聴率的」なお話も私Nの具体例をあげて説明をします
番組の会議に出るとデスクに全員分、前回視聴率が配布されておかれています、、<細かく「○○が手品した」「○○のコーナー」「CM」とか時間軸で番組の内容構成でしきられた番組の流れにそって視聴率の上下の折れ線グラフになっているもの、、、これを「分計」とよびます>
これをみんな黙ってみて、、、「あのコーナーだめだな」とか「あのゲスト数字もってねーな」、「もうこのコーナーやめよう」とか
辛辣な意見をいいながら、ダメな部分の「見直し」「変更」をしていくのです
私の育ててる娘はあるコーナーの看板でした、私Nは必ずADさんからこの前回の番組の分計をコピーをもらっていました
ライバルの裏番組は2パーセント以上はなされていましたが、、育てている娘と毎回ロケの前日、台本をみて「2人のシュミレーション打合せ」を3時間以上していました
理由は
ライバル番組の視聴率を<分計で>ぶち抜くためです
それがこの娘を「有名にすること」であり「番組にとってなくてはならないタレント」にするためです
「お茶の間を笑わせるパフォーマンスが出来れば視聴者は必ずチャンネルをこっちに合わせる」
むこうがCMにはいったらチャンス「チャンネルをこっちにあわせたら二度ともどさせない」
そのためには「お茶の間を沸かすパフォーマンス」しかない
2人とも必死でしたね
コーナーができて1年半、夢はかないました
コーナー放送たちあがりから、ライバルの視聴率を喰い、こちらのグラフがXの形に「刺したのです」(ライバルがさがり、こちらがあがりXになり視聴率を奪い勝ったわけです)
むこうの視聴者を喰ったのです
私Nはいまでもこのとき体中に電撃がはしるような感動したのを昨日のことのように覚えています
視聴率を収録おわりの娘にみせました「やったぞ!とうとう刺したぞ!」と
このコーナーいがいはライバルの番組に視聴率でかてませんから、、
私の育てている娘は、この時からスタッフの見る目が少しづつかわったのをかんじました(当然です、名もなき新人は今や功労者に変わったのですから)
「この娘しかライバル番組倒せないからです」、、弱小プロの逆襲です(笑)
当然ながら、長年にわたり番組に出させていただく存在になったのは言うまでもありません
タレントづくりは、「戦略であり」「アイデア」がなければ100回でても仕事は増えません
「1万円のギャラで100万円分の仕事をすれば売れる」
その99万の相手に得させた分が「人気」です
演出的にしっかり役割ははたせているか?
結果「視聴率はついてきているか?」
これが、軸にする目線です
何からはじめていいのかわからない新人さんにはこの本でアイデアを養うことをお勧めします
「ウケる技術」
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