大手レコード会社の重役の応援がある状態は今、このタイミングだけだ、、、ずっと応援してもらえるほどの義理はない
この1社が、失敗すれば、、おそらくもう業界に入るチャンスはない、、あっても、、だれも知らないあやしい無名な会社などになる
1回だけの「ラストチャンス」だと自分でもおもった。ただ、レコード会社のように2000倍とまでは倍率は行かないだろう、、、、ただ50倍から100倍はいくらプロダクションでも覚悟しないといけない
エントリー用紙だけでなく「小論文」があるので、、そこで「差」をつける作戦を考えに考えた。
重役の紹介といっても「書類選考はとおして面接までの保証」にすぎない。100倍となれば言い訳なんてなんとでもなる
「もっと強いコネ」「今の取引先」「テレビ局員の推薦」「代理店の推薦」なかには「国会議員の推薦状」など、良い会社になればなるほど入りたい人も多く、業界は「ありとあらゆるコネの巣窟」といっても過言ではない。100倍以上の年のテレビ局の新入社員などは皆「だれかのなにか」という切り札で合格するものだ。
400字2枚とあるが、、、5枚ぐらいに自分の「15歳からのバンドの、音楽への情熱」を書くことに決めた。他人を引き離すには10年ぐらい続けてきたものがある、、というのは、その人の「根性、情熱、継続力」などの総合力を表すバロメーターになる。当時のプロダクションはあくまで体育会系をよしとする風潮なのは十分きいていた。「寝れない、休みなしのプロダクション」、、
下書きをして、不要な部分を切り、思いが伝わるように、「エピソード」を多く盛り込んだ。自分が「なぜここまでひとつのバンドだけを続けてきたか」「ひとつにこだわる姿勢」を書きつづった。
なぜならこの事務所は有名なアイドルが1名いる、、ある意味個人事務所的なところだ、、、そこを戦略的に「自分の情熱とリンクさせること」が大切だとかんがえた
論文のコンセプトは「一つにこだわる情熱」である
なんどもよみかえし5枚になり、、、十分納得いく小論文だとおもった。「これでだめならしょうがない」よし!と決めたら深夜に封筒にいれ、エントリーシートその他と同封し、アパートをでてそのままの気持ちがかわらないようにポストに投函した
時間がたって読むとラブレターなど、、情熱の文章などは、はずかしくなり、書き直してしまったりする
それはよくないのだ、、、「自分は芸術家なんだから、、、一般人の文章ではないほうがいいのだ」
という当時の私Nの自信にかぶれた文章ではあるが、、、審査するあなたも「エンターテインメントの人間ならわかるよね?」ぐらいのテンションで書いている。
ときには口語で、ときには文語で、、と感情がとがるようにメンバーとの共生した時間の貴重さと「得たもの」をしっかりかいた
「コンテスト優勝」「シングルレコード作製」など努力の果てに「獲得したもの」「成果」をしっかりと書いた。
決して「思い出話」は1ミリもかかないと初めに書いてもいる
あとは果たしてどう受け取るか?
生意気ととるか?おもしろい?ととるかは 賭け
ではある、、、でも常にエンタメは,、、、賭け、、、である




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