翌日、スーツではなく、私の動きやすい恰好?というか普段着スタイルで会社にいき、社長宅への迎えをすると、、
私N「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」というと
社長「あら、あなたその靴じゃ動きにくくない?」といわれた
私Nは動きやすいというのは、ジーンズだとおもい、、普段から履いているベルボトムにウエスタンブーツ姿にムートンのジャンパーといういで立ちで、、私的にはいたって動きやすい認識のすたいるであるが、、、どうやらこのウエスタンブーツがだめらしいのだ、、、
私N「いえ、、自分的には履きなれたくつなので大丈夫です、、、」というと
社長「iいや、今日は、いつもと違う車を運転してもらうのよ、、、そうか言わなかったか、、、」
となにやら雲行きがあやしい、、
ここでようやく私は質問した
私N「ちなみに今日はどんな実地試験をやるのでしょうか?」
社長「いやね、わたしの実家が今引っ越しをしていてね、、、そこからいろいろなものをもってきてもらおうとおもってるのよ、、、それで、私を事務所におくったら、デスクの○○に実家の住所をきいてホーミーのかぎをもらって駐車場からだしてきて」
私N「ホーミー??ってなんですか」
社長「車よ、バン。荷物をのせるのにそのほうがいいでしょ、、」
私N「わ、わかりました、、」
事務所につきデスクの○○さんのところにいって
私N「社長からホーミーのカギと社長のご実家の場所を聞くように言われたのですが、、というと」
デスク「マニュアル運転できるの?」
といわれ
私N「えっ?マニュアルですか?教習所以来ですが、、、まぁなんとか運転はできるとおもいます、、、(いや、、自信はありません、、まじか?マニュアル、、)」
デスク「じゃあ鍵、、とここに地図、、向いに車は路上駐車してるから早めに、、、向こうにwさんというお手伝いさんがいるから、、そのひとにいろいろきいて」とかぎとちずのコピーをわたされた。
これはいったいなんの為の試験なんだ、、社長の運転ならまだしも、、実家の引っ越しの手伝いが試験なのか?ただのパシリ、、でしかない、、よな、、でもまあ、、、横でずっといろいろ言われるよりいいか、、自由で、と気持ちをきりかえた
私N「社長。鍵と地図もらいました、これからいってきます」
社長「とりあえず、電話したらけっこうあるそうなので、2往復してちょうだい、、くれぐれも運転きをつけて!」
といわれ事務所を後にホーミーなるくるまをみると、、ハイエースのようなバンドの楽器車のようなバンでものすごい荷物がつめる車だった
マニュアル車のなかでも、運手はしづらい部類にはいる、、なれないと車体がながいので後ろをぶつけやすいので注意が必要だ
クラッチとブレーキをふみエンジンをかけてふと思った
「いったい、これのどこが試験なのか?実家の引っ越し?、、まだ社員になると決まったわけでもない実地試験の人間になんで、、実家の引っ越しの手伝い?」
ちゃんとしているが、、、めちゃくちゃだ、、、、
まだ、この時の私は「会社に就職する」という常識的なもののみかたをしていて
「芸能プロダクションの習慣」というものが当然わかっていなかった
この社長がねらうところはまさに「そこ」で、、、あとで気づくのだが、、、
「芸能プロダクションの習慣」とは「奉公」なのである
まえの2日間は「言われたことを聞く、考える、動く」を試され
この日はまさに芸能プロダクションの習慣的神髄「奉公できるか」試験がはじまったのである
コメント