<芸能界><旅の思い出>大物俳優Yさんとの紀伊半島への講演会の旅と「Nくん、芸能人なんて○○だよ!」と言う言葉に、あの時はお返事できなかったが、⑧

旅の思い出
2013/02/11 15:54

整体師さんも奇跡的といえば奇跡的、常にすぐ呼べば来てくれる方ではないようだ、、、現地スタッフの方がいろいろ融通してくれたのだろう、、、

演者サイドはパフォーマンスで「おつり」が来るほど楽しませることがお客様へのすべての恩返しでしかない、、、

あとは「講演成功」だけだ、、、

あっという間に40分がすぎ、Yさんの部屋に行き、ノックをする

私N「Nです!はいりますが、、よろしいですか?」整体師の先生があけてくれた

「すみません、そろそろ支度にはいる時間です!15分後に出発します!いかがですか?Yさん?足の方は?」

Yさん「さっきより、、ずっといい、、、」とおかげでだいぶ楽になったようだ、、、

私N「Yさん、会場には主催のクライアントの上の方がご挨拶にいらっしゃるそうです、ここで5分3枚ほど記念写真をおねがいします、、、それ以外のサインはこちらにもどりあしたの出発まででいいという話にしましたので、、、あまり早くつくと写真でつかれてしまうとおもいますので、、会場には本番前15分ぐらい前のぎりぎり到着ぐらいでいきましょう、、、

Yさん、「ああ、、そうしよう、、、記念写真か、、、わかったよ」

こういう、講演会などで、一番大変なのは、サインと記念写真だ、「どのタイミングでどのぐらい」と決めておかないと

延々につづいてしまう、、、、これはマネージャーが事前にはなしを決めておかないとこうなるのだ。

タレントにも「このタイミングで誰とどのぐらい」撮るのかを話しておかないと、機嫌がわるくなったら「撮らないぞ!」と無視してしまうと

今度は主催者側から「話が違うと」文句がでるのだ

私Nは歌手の担当だが、製薬会社主催の興行でかつて現場で当日大モメになったこともある

あの時は地場の興行師がけっこう荒っぽいエリアで、約束が違うと切れまくり!掴み合いの喧嘩になってしまった

マネージャーは「現場の経験以上に尊いキャリア」はないのだ。事前に双方に「どのタイミングでどのぐらいは必ず決めておく」必要がある

着替えを手伝い、靴をはかせ、移動のワゴンにのりこんだのは、本番30分前、少し早いのは、トイレの時間が7分はいっているからだ。

会場に着くとやはり、主催の偉い方が4人スーツ姿で入り口でお出迎えされていました

私N「マネージャーNでございます。本日おせわになります、、」

さすがYさん、上層部の方にはニコニコと愛想よく挨拶、握手、、、

そして

ではAさん!カメラお願いします!とスムーズに段取りどうり、記念撮影に、もう、上層部の方たちも握手と写真でかなりいい雰囲気になりました

そして、打合せしたエレベーターの導線をとおり、2か所小さい階段もこなし、、、開演10分前、なんとか舞台袖につけたのです

私Nはすかさず、袖にいすがあるのを見つけ、「Yさん、すわってすこしおまちください」

そして、幕のおりた、舞台にはいっていく、

足元の障害物なし

舞台には「演卓」(しゃべるときの台)があり、水差し(ポット)とコップが用意されていた

私はここで一つ「安心してしまう」という判断ミスを犯したことに気づかなかった

いちおう、とペットぼとるの私Nが用意した水も演卓においてきた

司会進行の女性が「規定文言」をアナウンスし、Yさんの芸歴プロフィールを読み上げ始めた、、

Yさんは「こんな、プロフィールの説明いらんよ!なんか、わたしが、もったいぶってるみたいじゃないか!」と急におこりだしたのです!

これがスターの気性なのです

さっきまでニコニコ、、でもちょっとなにかあれば「瞬間湯沸かし器」のように切れるわけです

私N「Yさん、おきまりですから、、、こらえてください、、それより、いま幕がひらきましたから、、、声が聞こえてしまいますから、、、、さあ、、呼び込まれたらいきますよ、、もうすぐです」と本番直前になだめすかして、、、(笑)

司会進行「それでは皆様、Yさんのご登場です!盛大な拍手をお願い致します。」

Yさんは、急がずゆっくり、歩幅をちいさめに歩き演卓まえに無事着いた、、、

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管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

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