<芸能界><旅の思い出>大物俳優Yさんとの紀伊半島への講演会の旅と「Nくん、芸能人なんて○○だよ」と言う言葉に、あの時はお返事できなかったが、⑫ ~最終回~

旅の思い出
2013/02/11 15:54

夜中に電話がなることもなく、あさ8時半に起きて朝食を食べに食堂にいった、、見まわしたがYさんの姿はなかったので、、まず自分で朝食をすませ、、九時過ぎに部屋から一度、Yさんの部屋に内線をいれてみた

Yさんは出た

私N「Nです!おはようございます、、私いま朝食すませたのですが、、、Yさんお済ですか?、、」ときくと

Y「いや、、まだたべてない、、、」

私N「ビュッフェなので、トレーにすこしよそって部屋におもちします、、、ローカル線だとお弁当もまわってこないので、、、」というと

Yさん「そうか、、、また、、、あの(狭い)電車だもんな、、、わるい、、、適当にもってきてくれ!」

私N「わかりました」

ともう一度食堂にむかって、、簡単な、、パンとバター、スクランブルエッグなど、、こぼしても大丈夫なモノをチョイスしてトレーにのせ、部屋にいった

トントン(ノック)「Nです!お持ちしました!おけてもいいですか?」

Yさん「おー!」と一言

ガチャとあけるとベッドにいてテレビがついていた

テレビ横のテーブルにトレーを置き、、

私N「あと1時間で出発です!10分前に荷物とこのトレーを拾いにきますので、、、」

yさん「わるいな、、、ありがと」

と特に調子が悪いわけではなさそうだ

トントン(ノック)私N「Yさん!10分前です!入ってよろしいですか?」

入るとズボンをはいているときで、、タイミングはわるかった、、、が怒ることもなかった

トレーを食堂に持っていき、すべての荷物をワゴンにのせ、部屋にもどると、、もうドアから出てきたところだった、、ホテルまではAさんが見送りにきてくれたが

駅にはきたときと違いワゴンのドライバーさんしかいない、、、まあ、、そんなもんだ、、、

帰りも、近鉄特急はのぼり方面ということもあり、来た時よりこんでいたが、、同じ時間だが帰りは早く感じるのはなぜだろうか、、、

名古屋駅につくと、、名古屋からの新幹線が1本早いものがホームについていて、、

Yさん「Nくん、のっちゃおうよ、、はやいのに、、、」という

私N「とりあえず、、Yさんのっちゃってください、、いまから乗車変更、、チケット替えれるか、、、ちょっと窓口にはしります!」と一目散にみどりの窓口に走った、、、

自由席でもどこでもいいなら飛び乗ればいいが、、、グリーンとなると必ず空席がある、、というわけにはいかない、、

最悪Yさんの席だけでもグリーンを確保しないと

あとあと「その席私のです」とかいってどかされ、、、もめるにきまってるからだ、、

あと5分というところでなんとかグリーンに変更、、、はしりに走って階段をあがるとなんと


Yさんは半分体を降車口からだし、足でドアを抑える態勢で手を振っていてくれた、Yさんを確認したころ発車ベルがなりだし、、、なんとか滑り込み、、、セーフでのれた

当時Nは喫煙者でそうとうぜーぜーいっていたら、、、

Yさんはその姿をみて笑っていた、、

私N「Yさん、、体まではさんで待ってていただいてありがとうございました、、、なんかお腹すきましたね、、ワゴンのお弁当でもたべますか?」といったら

Yさん「そうだな、、、朝くわなかったからな、、」

ワゴンで弁当を買い2人でたべはじめると、、、Yさんが急にぽつりと独り言のように言った、、、

Yさん「Nくん、、、芸能人なんて、、使い捨てだよ、、」と言ったのだった

私N「えっ?」

Yさん「芸能人なんて、、使い捨てだよ、、使い捨て、、」

と言ってまた弁当と黙々とたべだしたのだ

私は講演会もうまくいったし、、また講演よろしく!とでもそんな話がでると思っていて

全く真逆の言葉に、、なんにも返事をすることができなかった、、、、

それから東京駅までは、、ほとんど会話はなかったと記憶している、、

それから半年ほどして、、「役者業」をやりたい、、というYさんの希望もあり、、Yさんは別の事務所に移籍していった、、、、

そして、それから何年も経ち、Yさんのことは芸能界的に全くと言い程噂をきかなくなった、、、、

そんなある日の朝、、、、朝までの生放送のラジオの現場で、スポーツ紙の見出しに

「Yさんの訃報」のニュースが掲載されたのだった、、、、

驚いたが、、、あの時の言葉「芸能人なんて使い捨て」をふと思い出したのだ、、、、

その時、私は、そのことばに、自分の意見をはっきりといえる言葉を持っていた、、、、

私N「Yさん、違いますよ! 人間みんな使い捨てなんですよ、、、でも、Yさんは日本全国知らない人はいない特別な昭和のスターさんです、、、人間みな使い捨てです、、、でもYさんの人生は1流の人生です!最高の人生です」

人間は役割を終えれば死に、みなそれは使い捨てに等しい、芸能人だけではない、サラリーマンだって、どんな仕事も引退はある、、、その中でもその国のほぼ全員が知る有名芸能人になれた人生が1流でないわけがないのである

「Yさん、あなたは1流の芸能人という自分の使い方を今生まっとうしたのだから、、良い人生にまちがいありません」

あの時はお返事できなかったが、今はっきり、言わせていただきます、、、、、

紙面には銀幕スター時代の写真が数多く掲載されていた、、、、、、

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管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

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