かつて1980年代初頭とか、40年前と1993年以降では、音楽の新人のデビューというものの、売り出しというものにたいする「宣伝費」のかけ方ががらっと変わったといえます
良くも悪くも私Nの私見ですが、レコード会社の「中堅アーティストの希少価値」や「長い目で見て育てる」という売り方が1997年以降はCDの売り上げ低下とともに皆無になったと思います
まず、1980年代はそれこそ「アイドル黄金期」であって「レコード」の時代は「宣伝費」をそんなにかけなくても「TV番組」に1回でれば、次の日にはレコード店に予約注文がはいりまくるという時代で
テレビの力、アーティストの力、ラジオの力、雑誌のビジュアルの力など、、コツコツからキッカケでヒットするということも多く、
「アイデアであの手この手で大事に育てる」という制作マンのアイデアやパワーや戦略が非常に功を奏したいい時代「古き良き音楽業界」の時代であったといえます
金額でいえば新人のレコードデビューなんて制作宣伝費で「2000万」ぐらいでデビューしていたりすることもある。もっとしょぼければ1000万ぐらいで出すだけなんてこともあるぐらい
それでも、「有線」や「ラジオ」でコツコツ売っていこう!なんてやってたをけです
1曲うれたら次はお金をかけていく、、、普通は小さくデビューして、、うれたら海外レコーディングしよう!とかそういうことですよ、、、
では、なぜ1993年以降というかというとこのへんでA社さんの「Kブーム」が沸き起こり、新しいレコード会社さんとはおもえないほどセールをあげていくわけです
その「深夜帯の集中TVスポットCM」戦略などいままでにない大型の予算を新人のデビューから投下して、出すアーティストつぎつぎ1作目からオリコントップ10入りを果たす快挙を連投し続けます
このときまだ社員50人ぐらいです
対して大手レコード会社は地方営業所のプロモーターまでいれると従業員1000人規模でやっている時代です。それでいて400億ぐらいの年商ですね。
たった50人でも大手と同じぐらい年商突き抜ける勢いですから、もう音楽業界に革命を起こしたことになります
それでいて社長、専務ももともとどこかのレコード会社にいた人でもない。
本当の革命です。
私Nもそんな勢いに感銘をうけ入社試験をうけましたが、、ものスゴイ倍率で3次審査の「2次面接」でH常務の面接であえなく玉砕しました、、、、が
話はそれましたが、、、今や上場企業ですから、、、すごい、、、そして、、この会社のやり方を各社が追いかけるようにマネしだしたことは言うまでもありません、、しかたなく追いかけざるをえなくなったのかもしれない
皆ミリオンヒットを目指す時代になってしまい「5万枚から10万枚の中堅アーテイスト」はいらない、、時代になっていくのです
この頃から、レコード会社は中堅アーティストを契約打ち切り、大型新人にドーンとお金をかける方にシフトして、所属アーティストの整理にはいります。古き良きの終焉です。
次回具体的には何にいくら?使うのかのお話です
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