今から13年前に私がよそのプロダクションから引き抜いて部下にしたマネージャーがおりました。
ゆくゆくはこのマネージャーに私の育てたタレントと事業を譲っていんたいするつもりでした。残念ながらこの腹心的な存在のマネージャーはアクシデントで退社することになるのですが、、、
私の部下になりしばらくして、「Nさん、財布だけはいいものをもったほうがいいですよ」と強くゆうのです
当時の私の財布は新橋の地下で2000円でうってるようないわゆるやすものを使っていたのです。
私は「別に財布なんてなんでもいいだろ!」というと
部下「いや、お金が入るところで財布は大事なんです。だから僕は名刺入れと財布はポールスミスなんです」とまた強く言うので
翌日渋谷のドン・キホーテのブランドコーナーをみたらヴィトンとかにならんで黒いDG(ドルチェ)の長財布があったんです
ヴィトンとかグッチはこれ見よがしのあのデザインが嫌みですきではなく、ブランド品を持ちたいわけではなくモノの良いやつならいいだろ?という意味で5万弱ぐらいで購入しました
部下に「これ5万ぐらいでドン・キホーテでかったんだよ」というと
部下「ドルガバなんですきだったんですか?」と意外そうにいうので
N「いや、5万ぐらいならそこそいいものといってもいいだろうし、、ロゴがちいさいから言わなきゃドルガバかもわかんないよ、、だからこれにした」というと
部下「ブランドにこだわりないですもんねNさんは」
N「ものにこだわれば、、きりがないのをしってんだよ、、俺は人に金を使うんだ、、人にはこだわる、、、モノには執着しない、、人はいきてるかぎり長く続く、、、モノはこわれてすぐ捨てるからな」と
一応部下の私への思いは聞いたよという意味で使いだしたのだが、、、、以来13年という長い使用期間を経て、なんと先日ようやくチャック付近のぬのが破け初めてお役ごめんとなりそうになった
私は代わりの財布をいろいろ探したが、、、やはりドルガバにしようと思う
それはあの部下との楽しい思い出と、育てたタレントの飛躍的活躍の時代、そしてわたくしN のマネージャー時代最高の時間をともにした財布だからだ、、、
40歳とはサラリーマンにとって一番脂がのり、自分の仕事ができる時代、、13年、壊れることなくつかえて確かにあの財布は5万では安いかいものだった。
10年壊れずにつかえるものはそんなに多くないと思う。
壊れたけど、、、捨てられないものがはじめてでた気がする
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