旅の思い出 大阪 関東にはない「ソースのものはおかず」という概念 やってみたら全然いける

旅の思い出
2018/ 3/28 16:21

食べ物ならまず大阪ですね!前回に続き大阪に通い始めの頃、これも関東ではあまりみないメニューというか光景をロケのランチでみました、時間がないので、ロケ車(ワゴンで)で弁当を買ってきて昼飯にという時に、スタッフさんのひとりが「俺、うどん定食!」という、私Nは「?」と聞きなれない言葉に

私N「うどん定食って、ごはんとうどんが弁当にはいってるんですか?」ときくと

スタッフ「ソースのうどんなんですよ、ここのソースはうまいから」という

でも心で「炭水化物を炭水化物で食べる?」と考えてしまう

ディレクター「いっぺんNさんも、食べたらよろし、大阪ではソースのものはおかずなんです、だから、たこ焼きやお好み焼きにソースかけてごはんとたべるのは、あたりまえの日常です。」

私N「ほんまっすか?」(初めて覚えた大阪弁)

ディレクター「大阪しょっちゅうくるなら慣れとった方がよろし、」

というので、頼んだら「うまい!」し

とくに違和感がなく、おかず用にソースがうまいのか普通に食べれたのです

私N「これ、普通にたしかにおかずになりますね、、」

ディレクター「Nさん、大阪は粉ものの文化が古いんです、お好み焼きも東京とはちゃいます、こっちはだし汁いれたり、中にとろろ芋いれたりするから、ふわっとしとるけど、東京のお好み焼きは、とろろ芋いれへんからべちゃっとしてうまないんです!」

私N「お好み焼きにとろろ芋、、、たしかにいれないですね、、あんまり、、」

大阪に行く度に、その食文化の違いと深さをまざまざと思い知らされたが、とても勉強になった

ある日、東京でも、マネージャー時代、プロダクションで作るCDのレコーディング中、タレントの現場とレコーディングが重なり、寝不足が重なってしまい、レコーディング中(このレコーディングではNがディレクターで録っていた)にもかかわらず

フラフラで具合が悪くなり、ソファーに倒れこんでしまったことがあった、「ああ、もう今日は無理だ、自腹で今日のレコーディング費用賠償してキャンセルしようかな」と考えたとき

30分ぐらいしてたらお腹がすいてきて、アシスタントになんか弁当のメニューある?と聞いて持ってきてもらった

そのメニューをみたら、東京の自由ケ丘のレコーディングスタジオなのに、「うどん定食」があったんです

私N「(よし、とりあえず、早飯であと1時間半時間稼いで、それで体の調子がだめならキャンセルしようと決め)早いけどごめん!ここで飯休憩にしよう!おれはうどん定食で!」とアシスタントの子にいうと

アシスタント「うどん定食は、あんまりうまくないですよ」といったが

私N「いいんだよ、まずくても、おれにとっては縁起がいい食い物だから、芸能界だからさ、ゲン担いでんだよ」といった

仕事に勢いがあるときは、不思議といい話が続くのが芸能界の定石だ、

「いい思い出」「ついてるときに出会ったもの」「食べ物」もそうである

私Nにとってはあの時の「うどん定食」はそういう食べ物になった

そして、1時間半休んだら、体調も動ける程度にもどり、、何とか最低限のノルマまでは倒れずに録れた

でも、たしかにうどん定食、、東京のは、微妙、、ソースがちがう、、、

追伸

お好み焼きでご飯はうまいけど

焼きそばの場合は大阪は「そばめし」というメニューがあり、鉄板で焼きそばつくってから、ごはんをぶち込み、合わせてソースかけてまぜて、細かくへらで切って混ぜてたべるのだ、大阪らしい合理的なメニューのひとつである


 

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管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

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