今までは家庭でできる安い素材でも料理をおいしく頂けるように、調味料調合やだし醬油などに注目して書いてきましたが、
ここで1つだけ素材をご紹介しようと思います。案件紹介ではないのでホームページと社名を掲載にとどまりますので本当にご興味あるかただけ、ご覧ください
素材についてはあまりオープンにしてこなかったですが、私もいつ万が一の事が起きてもおかしくない年齢になりましたので全部このブログに開発したものの中で、ご家庭で活用できるものを書き残します。
私がラーメン開発をはじめた15年前ぐらいのとき,チャーシューがまずいラーメンはダメ!という持論があり、「日本一の豚肉を探す!」と息巻いて
豚肉選びを真剣にしたことがあります。当時日本には225種類のブランド豚が存在しました
県によりかなりちからをいれている県は41ブランドも作っていたりした時代でした、多くのファームがあり、すべての味を確かめるのは不可能で、
私Nは、30種類前後を選定し競わせることにしたのです
どういう選定方法を取ったかと言うと
私Nが気に入って通う「らーめん店」の豚肉の仕入れ先を調べたのが10種類ぐらい、それ以外は脂身がうまいという評判のものを20種類ぐらい選定して
順番にとりよせて、自分のオリジナルのチャーシューだれで試していったのです!
スープ研究の合間にやるので、おそらく2年半ぐらいかかったと思います
そして、私Nも試食には私Nの毎回両親も参加して3人が評価しました
そして驚いたのは、この3人とも満場一致で同じブランド豚がダントツで1位を獲得したのです
私たちの中で「日本一の豚肉」と認定したのは
九州は鹿児島県にある「ナンチクさんの黒豚です」
ナンチクさんって誰?と思うでしょうが会社名で
もともと私NがFAXで注文していた時代は「南九州畜産興行株式会社」さんでしたが
近年、わたくしもこのブログを書くにあたり知りましたが、「株式会社ナンチク」さんに社名を正式に変更されたようです
当時、電話やFAXで代引きで注文しました
肩ロースは2kgから
バラは4kgから
モモは8kgからの販売でした
都内で仕事していると母から「今、肉がつきました」と携帯に留守電がはいります
その日、冷凍するまえの新鮮なうちにチャーシューにするため実家に深夜1時に帰り、朝までかかってつくり冷蔵庫に寝かせてまた仕事に行ったこともしばしばでした
出来上がりはいつもうらぎりませんでした、、私のたれが未熟な時代から「ナンチクの黒豚」だけは素材の、、とくに脂身の甘さが群をぬいておいしく「バラのチャーシュー」を仕込むと、期待するのは両親だけでなく、当時生きていた猫まで、わたしの足元から離れなくなるほどでした。
作り方は同じと他の近県の黒豚もたくさん試したのですが「全然ちがいました」別格です
脂身のおいしさはナンチクさんの黒豚の足元にも及ばない感じです
素材の力を思い知らされたのはおそらくナンチクさんだけです
なぜなら肉というのは、だれや味付けでうまくできる!という自負感もあるにはあります、天ぷらやカツなど他のものにくるまれてたりすると、たしかに総合評価になるのですが、チャーシューは肉そのものでたべるので、脂身の味だけは、ごまかしがきかない部分が大きいのです
何度もいいますがこれは、アフェリエイトの紹介案件ではありません、
人生で一度ホントの豚肉が食べたいという方は
ご自分で電話して注文して食べてみてください
一応HPが今はありましたので、貼っておきます
アイキャッチ画像は1枚だけ携帯に残っていた開発初期のナンチクさんのバラ肉の私Nのチャーシューです
コメント