2つ以上の事を同時進行をしていると、、つぎつぎ新しいことがくれば前のことが何だったか、わけがわからなくなる、、、しかし「忘れてしまったら、、仕事では、、ごめんなさいで許されない」ということもあるのだ
まず、、社長にデスクの人から「今の電話もらったら電話ちょうだい」といわれていたがすっかり運転とつぎつぎなる電話でわすれてしまった
社長は車に電話がなっていたことすら、、覚えてないほど、、手元の携帯で仕事をしている
つまり、社長の様子を見ながらつぎつぎ、、「社長にやってもらうことをパス出し」するのが側近のしごとなのだ
「いいパス」以外はスルーされてしまうので、、、またこちらが預かっておいて、、タイミングでパスをだす
「会社のトップの側近」の仕事と、、サラリーマン上司のアシスタントでは全く仕事の質が違う
トップは「常に予算と決断と指令」 サラリーマンは「作業者」この差は全く違う
よく社長になると「会う人間がガラッと変わる」というがそのとうりだ
とくにオーナー会社の社長は国王であり、、「すべて鶴の一声」で決まる、、役員会はないのだ
社長「Nくん、さっき車の電話なってなかった?」
私N「すみません、、、運転でわすれてました、、デスクの○○さんが電話ほしいそうです」
社長「Nくん、身内のことだからいいけど、、これが大事な方からの電話で、ずーっとその人がまってたら大変な失礼をしたことになるのよ!」
私N「すみません、、、気を付けます」
社長「言われたことは1度で覚えること、忘れるならすぐにメモをすること。この2つをわすれないように心掛けなさい」
私N「わかりました、、」
初日の実地試験でここまで言うか!というぐらい細かくこちらの弱いところを見抜き、言葉にはっきり出してくるこの「攻撃的な厳しさ」がこの社長の特徴だった
最後によった場所はおよそ芸能の仕事とはまったくちがう場所だった、、、細かく言うとこの社長がだれだか限定されてしまうのでかけないが、、おどろくことに、この社長は芸能プロダクションの以外にもまったくちがう商売をしていて、、複数の支店をもち展開していた、、「経営者中の経営者」だったのだ。
このような社長の運転手とアシスタントの日が2日続いた日の終わりに
社長「あしたは、別のことをやってもらうので、、スーツじゃなくて動きやすい恰好できてちょうだい!」
今までなら「別のことってなんですか?」と聞いていた私Nも、もうこれ以上、いろいろ言われたくないという気持ちが2日間で早くも生れていた
そもそもバンドマンなんて、自己主張の強い、わがまま者の集まりだ。
人にいろいろ指図されるのを最も嫌う人種である
さすがにこの二日間でかなり打ちのめされ、今まで味わったことのないストレスが生まれていた
ふてくされたわけではなかったが、「はい、わかりました、今日はありがとうございました。」と諸侯事例的に言い、事務所を後にした。
何か聞けば、10の事はオーバーだが
それは、こう、、それと、、このときもあるし、
この場合はこうしなさい、、と3つも4つも教えられてしまうのだ。
そのひとつを忘れると
「さっき言ったじゃない!」と怒られるのだ、、、、
はたしてこれは試験なのだろうか???と思ってしまっていた、、、
「たとえ受かったとしても、、、これが毎日続くのか、、、」と思うと素直に喜べない自分が存在したのは間違いない
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