<芸能界><旅の思い出>大物俳優Yさんとの紀伊半島への講演会の旅と「N君、芸能人なんて○○だよ」という言葉に、あの時はお返事できなかったが、⑨

旅の思い出
2013/02/11 15:54

それでは、Yさんの登場です!皆様盛大な拍手でお迎えください!という司会進行の方の呼びこみとともに、今日一番姿勢を正したYさんは、やや細かなあしどりで、演卓にむかった

さすがは、昭和の大物俳優、会場から割れんばかりの拍手がわきおこった

東京と違い地方には芸能人率は低い、特にお年寄りは、ご自分の青春時代テレビや、映画館で見た大スターを目の前でみる興奮は、地方都市のほうが人の温度ははるかに高いのである

だから「講演会」や「トークショー」などが地方では頻繁に行われる所以である

地方都市の催事は芸人やかつての芸能人にとってはありがたいのである。

Y「いやー皆さま、こちらからも、皆様の素敵なお顔がよくみえます、、、Yでございます、、、」と軽快なすべりだしで安心しかけていたが、気になった私Nはトイレに行くタイミングをがまんしていた。

演卓に両手をかけて、安定をたもち、足のしびれも、整体で軽減されたという認識でほっとして、気もゆるみかけていたいたその時

今回の講演最大のハプニングがおこった

Yさんの手をかけていた演卓(テーブルが)前に(客席側)に傾いてしまったのだ、

客席から「わぁーっと」声がなりだしたとき

私Nは猛スピードで舞台に、演卓に走り込み傾いた演卓を体全体で抑え込んだ!、あわやお客さんに、客席に水差しやガラス、演卓などがおちたら、明日の新聞の一面を飾る大ニュース、大惨事になるところを

間一髪食い止めたのだった、頭の中はまっしろだった、、、、、Yさん本人もしりもちをついていた

手をつくというよりYさんは、だんだんつかれて、体重を演卓に傾け過ぎたのだった、、、

演卓が斜めになるなんて、、、、予想できなかった

マネージャーはとことん経験である、、、予想では及ばないことを教えてくれる

自分がトイレにいっていたら、、と考えたらゾッとした

私Nは袖に行き、すかさずパイプ椅子をステージに運び、演卓の横に、おいて、しりもちをついたYさんに手をだして「お客様の為に、すわってください、、、ここからが本番です!お願いします!」といってYさんを椅子にかけさせて、ワイヤレスマイクをわたした

Yさん「いやいや、、すみません、、、、ちょっと長旅で、、足がしびれていて、、、みっともないですがきょうはすわらせて、、、いただきますと」

なんとか、、、なにごともない、、、というわけにはいかないが、、、、ハプニングがあった割にはすぐにもとのレールに戻すことができた

阪神タイガースの監督さんのネタや、昔の映画スターとのマージャン話などはおおいに笑いがおこり

トークの腕はさすがTV司会者を長年こなしてきた方だと思った、、

あっという間に1時間が経ち、、、私Nはようやくといれに行けた、、、、その時

スタッフのAさんが私を呼んだ「Nさん、、、すみません、、、、」

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管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

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