75歳で大動脈乖離、
78歳で脳内出血
80歳で大腸がんと5年で3回も大病を患った父
そして3度目の正直で家族も今回は生還は難しいだろうと覚悟はしていた
医師は「転移してるかは、見るところでは五分五分」といっていたので、まず、医者が五分五分というときは、80パーセントだとおもっていたからだ。患部の腫瘍も腸がふさがるほどおおきくなり、常に出血が見られるほどだった。
どうやら5年ぐらいまえから便秘がちだったそうだ、これもまた検査にもいかず「放置」していた。
手術をするのは、父も人生初とのこと。全身麻酔もはじめてである。高齢なので手術に耐えうるかのカテーテル検査入院も地元ですませて、体調は万全で挑んだ
無事手術は成功し、1週間で退院できた
あと気になるは「リンパ転移」してるかだ、リンパ転移があれば、予防治療で「抗がん剤」の投与をしなければならず
本人、家族の負担はかなり重くなるからだ
「3度目の正直で、、、凶がくるか、、、」とおもっていたが
医師も不思議そうに「いやー、思いのほか病理がよくて、リンパ転移はみられなかったので、、、ステージは1です。定期通院の経過観察で大丈夫です、現時点での再発率は15パーセントです」
3度目も悪運の強さがある父は、土俵際でまたもや命拾いしたのだった
ただ、父はここで「俺はフェニックス(不死鳥のこと)だなーと」調子にのったのがよくなかった
「自分は大病でもいつも助かる」と変な自信をもったのだ
この調子に乗った父をみて一番頭にきていたのは母だった
次々に大病勃発するたびに、大動脈乖離の時は楽に寝起きできるようにとギャッジベッド(電動で背中があがる病院のやつ)を手配したり
脳内出血のときは、手術したら後遺症がでるでないできをもみ(結局は手術はまぬがれた)
今度の大腸がんも。血便がででるのになかなか検査にいかず「これは痔だから、大丈夫」とかいって3か月もやきもきさせられ、最後は私Nが「頼むから、検査しよう」と説得し、いったらやはりがんという始末
調子にのる発言でいつも口喧嘩がおきまくっていました
父もこのあとくる「大きいしっぺ返し」はこの時まったく予想できてませんでした
ただ予兆はあったのです、、、、
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