いいとこなしだった社長面接のあとのまさかの試験、、、聞いたことないだけに、、いあったいどんなことを要求され、、クリアしなければならないのか、、
「落ちてはいないが、、、受かったわけでもない」この状態にかなり精神状態は衰弱していった
なぜなら、レコード会社のエントリーを始めた4月から年明け1月のこの時まで9か月も「自分の将来どうなるんだ、、、状態、、」という気持ちを打ち消すように,努力と慣れない大人たちの質問対策をし続けてきて、この社長面接が最終決勝戦だと思っていて、、、ある種、、気持ち的には終わる感をもって挑んだだけにこの時点で「気持ちと体力の出がらし感」は否めない
私Nのなかにあるのは「最悪バイトでもいいから潜り込んでしまおう」と不合格でも頭をさげてお願いする覚悟だったので
作戦は「社長に気に入られるしかない」という1点だけに狙いをしぼった
レコード会社の企業体質とは違い、、芸能プロダクションは「独裁の国王体質」
いわゆる「社長が白といったら黒のものも白!」ということである。これはオーナー社長会社の特徴でもあり芸能プロダクションなどはその最たるもの、、代表である
「迷いに迷い」またあの本屋い行くことにした
あの奇跡を起こした本「有名人になれる本」をみつけた田舎の駅前の本屋だ、、
ネットやパソコン、携帯もない時代の30年前の情報は「本屋」「新聞」が主だった
「有名人になれる本」は奇跡的にあったが、、
「芸能プロダクションの社長に気に入られる本」は当然ない、、、
社長は「私のまわりのことを何日かやってもらう、、」としか言わず、具体的にはまだ決めていないという感じだった
「社長のまわり」にフォーカスをあてると、、、社長には、、、「秘書」がいる
秘書的なことを理解しておけば、、、応用できるかもしれない、、が秘書の本はあるのかな、、、?
と店員に私N「すみません、、、秘書に関する本はありますか?」ときくと
店員「秘書??、、ですか?」
私N「そうです秘書の方法とか、、、そういう本です、、」
店員「少しおまちください、、、」といって、入荷在庫のリストらしきものをパラパラとめくり始めた、、、そして、、、秘書がついたタイトル、、あ!一冊文庫でありますね、、、と言って、、探しにいった、、
文庫で秘書なら100パーセント「エロ小説」の秘書に決まってる、、、「夜の秘書」とか官能小説にきまってる、、良いよ、、、探さないで、、、
と落胆していた、、、
店員「お待たせしました秘書がタイトルにつくのはこれだけです、、、」
といって一冊の本を差し出した、、
そのタイトルは「秘書入門」。
まさに私Nが探していたそれが書かれていた、、、
この本屋は私Nの就職のために出来た本屋なのではないかとおもうほど、、
私Nの欲しい本がドンピシャであるのが驚きだ、「有名人になれる本」に続き2回目は「秘書入門」
私N「これください」
と即答した。
アパートにもどり、、目次をみて「電話の対応」「話し方」「スケジュール」など自分が知っておいたほうがいい項目に印をつけ
そこを読みポイントは蛍光ペンでマーカーを引き
そして最後の気力を振り絞りまたまた「必勝ノート」へ
マーカー部分のノートへのまとめを大急ぎではじめた。なぜなら、またすぐにこの「実地試験なるものが」来る気配を感じていたからだ
今度は瞬発力ではなく「人を見られる」試験だ、、「立ち居振る舞い」が役に立つかが大切なポイントだ
社長に対しての「役に立つ動き」を必死にノートにメモり、部屋で実際のシュミレーションをした
幸い、埼玉には私の「兄貴分」というか時々お供をしたりする方がいた、、この方は「一匹オオカミのパチプロ」だったが、お供をさせてもらうときは、「子分」として動いたので「お茶のくみかた」「カバンの持ち方」など軽くは修行していたので
全くイメージがわかないわけではなかった、、
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