<芸能界>30年見てきて運というものはある ⑲ まず努力、、その化学反応として運の力学が動き出す 芸能プロダクションは「会社員」にあるのではなく「奉公人」になるということ

芸能界
2013/02/11 15:54

慣れないマニュアルのホーミーにのりながら、、この会社への疑問がふくらんだのは否めなかった

ただ、この会社は「ぽっと出」の新興のプロダクションではなく、老舗中の老舗であり、ほとんどの芸能プロは「○○企画」「○○芸能社」「○○興行社」を名乗っていた時代にほぼはじめて横文字の「プロダクション」というもじをつけた会社と言われていた

ネットもパソコンもない時代、、この業界入りはハードルが高いジャンルだった

出版社、テレビ局、レコード会社等の一般企業と違い、、芸能プロは一般人にはかなり「見えない世界」だった、、その「見えない世界」にようやく中に入り始めようと今まさにしている

経験として今は入らなくては自分の将来はひらけない

「なんとかバイトでもいいから、、入り込んで業界修行をするしかない、、うれないバンドマンでバイトばかりしていても意味がない、、、中に入り込んでおく経験は大事だ、、」と考えなおし

高輪方面にホーミーを飛ばし、気を引き締めなおした

ただふとおもったことがある

他に何人、、この「実地試験」をやるのだろう、、自分が終わったとき聞いてみよう、、それらしいはなしは出ていなかった

地図をたよりに「実家」なるところについた、、高級住宅街のなかの1軒家だった

おそるおそる玄関のインターホンをならし、、私N「○○社長の事務所の使いできた○○と申します、、、」というと

「はい、、どうぞ中へきてください」

と家の中にいくと 年配のお手伝いさんが、、所せましとおかれた10個以上の段ボールの場所を

「けっこう多いですよ、、これ全部そうですから」と指さした

(まじか??)2往復で済まない数である

「この辺は割れ物なので注意してくださいね」と

中をみると「高級そうな花瓶」などがはいっているものもある、、他には「衣類」「雑貨」などいろいろだった

まず「割れ物は助手席でめの届く場所へ運び」衣類などは後ろと、なんとか2回で運べるように工夫をした

さすがにワンボックスワゴンは収納は抜群。まず1回目事務所に運ぶ。そして3時間半で2往復した。

社長は「花瓶とかは事務所にあげて、それ以外の衣類は車にのせたままでいいわ」と言った

私N「衣類はどこにもっていけばよろしいですか?」ときくと

社長「救世軍にもっていってちょうだい!」

私N「すいません、、、きゅうせいぐんってなんですか?」

社長「あらあなた何もしらないのね、、ボランティア活動の団体よ、、またデスクの○○に場所をききなさい」

私N「す、すいません、、すぐに場所を聞いていってきます、、」

迂闊に質問すると、、また知らないのね!ばっかりだ、、「こっちはギターとロック以外はやってきてない人生だ、、ボランティアなんてバンドマンがやってるやついねーよ!」

といってやりたいのはやまやだが、、いまはただひたすら忍の一文字だ

とりいそぎまたデスクの○○さんに場所をきいて地図をもらいまたホーミーに飛び乗った

また車の運転席でふと考えてしまう、、、俺は今合格より、、、なのか不合格よりにいるのか、、、、、が、、さっぱりわからない、、、そもそもこれに合否はないだろう、、、不安はつのるばかりだ、、

マツモトキヨシ

芸能界
osukaruをフォローする
管理人

東京都出身。元芸能プロモーター歴20年。芸能屋時代ロケで47都道府県を旅しながら、うまい出し醤油やめんつゆ、調味料を日本全国から買い集め、自作ラーメンと餃子、揚げ物の研究を8年間行った。2015年に引退後は料理、FXなど独自の研究活動や勉強中心の生活をおくる。

osukaruをフォローする
Nstreet2

コメント

タイトルとURLをコピーしました