兄のがんは膵臓だけではなく、なんと咽頭がん、大腸がんと転移でもなく、個別のがんが3つも別のところで進行するというなんとも最悪なもので、、、これには兄もおどろいていた
なかでもステージ4は咽頭がんが深刻で、、、
医師から「このままほっておけば4か月でのどがふさがり絶命する」ある意味の余命宣告をうけたことだ
わたくしNは「すこしだけ考える時間を兄にください」といい
駅の近くのピザ屋で食事をとりながら話をした
兄「まぁ運命だから死ぬのはしょうがないが、、1でも2でも3でもなく、いきなりⅣってなんだよ」
わたくしN「のどはきにならなかったの?以前に」
兄「いや去年町医者でみてもらったら、、紹介状書かれたことはあったんだ、、、実は」と
わたくしN「なんでいかなかったの?」ときくと
兄「いや、、しばらくしたら、、直ったからさ、、、」と
やはり前兆はあったようだが、、まさかがんとはおもわなかったようだ
今更悔いてもしかたがない
兄はことがことなのでお盆前で休職を職場に告げた、、、一応治療に専念すると伝えたようだ
拠点を中野区のアパートをひきはらい、わたくしNと母が住む郊外の実家へ移し同居することに同意した
そして、10日後の診察で医師にこのことを告げ、、病院も郊外のがん拠点病院に移管して、紹介状をだしてもらうことにお願いした
兄が実家へもどるのは26年ぶりである。
わたくしN「まだ仕事したかったでしょ?」ときくと
兄「いや、やめるきっかけをさがしてた、、、ただ命とひきかえになるとはおもわなかったけどな、、昔の上司がいってた、、死ぬ日も生まれた時から決まってるって、、、」
そしてこの日も喫茶店にはいったのだが、、兄はいきなりビールを頼んだのだ!!!
わたくしN「大丈夫?飲んで?」
兄「まぁ、、グラスだから、、」(いやジョッキでもグラスでもダメだろ!)
末期がん患者がビールをのんでいる光景は、、なんとも不思議なかんじだった、、、
いま、、だけだな、、、、とも思った
